電光石火

成長を楽しみたい

空母のマクロ④

 
 
・リソースの配分について
 
試合終盤にFTだけが、あるいは攻撃機だけが残っているという状況は望ましくないことが多い
今回はそれを避けるためにどうすればいいのかを考える
 
 
具体的には、
 
彼我の対空、自分の艦載機比率、相手との相対的比率
 
この3点を考慮してFTと攻撃機のバランスをどう取るのかということになる
 
 
 
軽い考察
 
FTについて
 FTは直接ダメージを出すことができない
 攻撃機の護衛、迎撃をすることで初めてダメージレースに参加できる
 つまり、適切な交換であれば積極的に行うべき艦載機だと言える
 (スポットは攻撃機でも可能)
 
攻撃機について
 ダメージレースに直接介入することができる艦載機
 基本的には、敵FTに狩られないように攻撃を仕掛ける
 予備機が多いなら片道切符的な運用もアリ
 攻撃後にスポット要因としてその場に残しておくこともできる
 
 
このゲームはダメージレースが最終的には重要であり、それを直接担うのが攻撃機である以上、
FTは消耗品という側面が強い
したがって、いかにFTを消費するのかというテーマを軸に進める
 
 
 
 
ではまず、特定の行為がどういう交換をしているのかを考える
 
FT戦       :FTとFTの交換。
          直ちにダメージレースに影響することは少ないが、
          勝敗によっては攻撃機の帰り際を狩ったり護衛が間に合ったりする
          何度も行えばどちらかのFTが尽き、視界と防衛の面において大きな有利を持つ側が
          出現することになる
 
味方護衛の際のDF :維持→FTの交換においては有利、ダメージレースでは有利
                              離脱→FTと攻撃機の交換、ダメージレースでは有利
 
攻撃を通すためのDF:FTの交換においては不利、ダメージレースでは有利
(道中で足止め)
 
 
 以上から、ポイントとなるのは、FT戦に付加価値を付けられるかどうかだとわかる
 攻撃と同時にFT戦を行うことで攻撃を通すことができれば自分にとって有利な交換となり、
 逆に、敵の攻撃のタイミングではFT戦を行わずに護衛に回すことで有利な交換をすることができる
 
 
 
次に、FT運用のスタイルは交換にどのような影響があるのかを考える
 
 1.片側にFTを集中させて制圧、そこから攻撃を通す
    FT戦が起きやすい
    FT戦に負けたら攻撃機が削られ、勝ったら削られずらい
 
 2.両側にFTを展開、敵の攻撃を防ぎつつ、カウンターを狙う形で攻撃を通す
    FT戦は起きずらく、お互い攻防のためににFTをつかうことになる
    単独行動させた攻撃機全滅することもしばしば
 
 3.自FTを敵FTに張り付ける、そのスキをついて攻撃を通す
    FT戦が起きやすい
    お互いに攻撃機が削れずらい
 
 4.カラDBで索敵し、自FTを敵攻撃機に張り付ける
    敵が積極的なら、FT戦が起きやすい
      消極的なら、お互いに攻撃機が削られにくい 
 
 
 
 
 
補足(もっと一般的な視点で)
1.最も安定してダメージを出せる
  敵の片側に対空艦がいるときはこれ
  攻撃機がリロード中はFTを反対側に防衛に向かわせるのもアリ
 
2.敵が対空艦まみれな時はこれ
  攻撃が通せない以上、できるだけ守ってダメージレースの負けを小さくしないといけない
  優勢を維持するためにこれを採用するのもあり
  FTが元から有利な場合だと特に強い、逆に不利だとジリ貧
 
3.序盤はFT戦を優先、後半にFT切れを起こすことで最終的なダメージレース勝ちを狙う
  ロングゲームにならなければ明確な有利が得られないのが欠点
  味方に対空艦が多いと有効
  試合を長引かせるだけの攻撃力も必要
  高tierではお勧めできない
  
 4.制空有利が前提
  ダメージレース不利な状態でこれを採用しても負けるので注意
  逆に有利状況を守るためには有効
 
  
 
彼我の構成や、試合の展開にあわせて最適解は変化する
以下、いくつかの判断基準を提示しておく
基本的に有利状況を想定し、不利状況はその逆であると考える
 
 
・素の状態でFT有利な場合
 有利な時はFT戦を積極的に仕掛けていき、有利交換を狙う
 両側にFTを分散させることも有効
 
 
・予備機が極端な空母を相手にしている場合
 エンタープライズを相手にした時に顕著
 予備機が少ない艦載機を積極的に落とすことで一部行動不能にすることができる
 
 
・対空有利な場合
 FTの価値が低く攻撃機の価値が高いため、攻撃を通すためのDFが有効
 FTを集中させて攻撃を安定化するのも有効
 
 
・ダメージレース不利な場合
 これについては不利状況において顕著なので、不利状況について考察する
 
 敵がダメージレースで圧倒的有利な時、特に隻数差がついている場合
 のんきに艦載機の有利交換しようとしていると試合が終わってしまう
 艦載機を失ってでも、ダメージレースで有利を取る必要がある
 具体的には、攻撃機を単独で行動させ、FTは防衛に専念させることになる
 攻撃機は片道切符になるのはほぼ間違いないうえに攻撃がままならないことも多い
 だが、味方が落とされるわけにはいかないので致し方ないだろう
 艦載機という空母内のリソースを犠牲にするしかない
 
 また、ダメージレースで大きく不利な時であっても、1 waveで落とせそうな敵艦が複数いるときは
 FTを攻撃の護衛に回すことも選択肢になる
 
 
 
 
 
 
 
9/2 FTの運用スタイル4について追記